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あの時見上げた星の空を思い出している。純粋な美しさに包まれ、安心感、孤独、やさしさ、温かさ、静寂、冷たさ、、、星に魅了され、星の煌めきのひとつひとつに想いを込める。
魂を削っているような気がする。途方もなく手間のかかる作業だ。無数の点描で星影を打ち、その光を解く。ひとつの光を画き上げると、それが魂のようにそこに生まれ、今まで生きてきて触れた人たちとの思い出を語る。人が星を観るというのはそういうことなのかもしれない、などと思う。この一粒一粒が、小さな魂で、ひとつも無視は出来ない。それで、この絵が出来上がったらどうなるのだろう、どうだと言うのだろう。創造とはなんなのだろう。などと次第に思う。